やって来たのは


自分の日常の大半が、とってもオモシロクナイ仕事に忙殺されているので
時々、海外のオークションやショップでお買い物したアンティークのいろんなものが届くと
疲れ果てている心に栄養も届くような気持ちになります。

ことに今年に入ってからいろんな事がたて続いて起きて
目の回るような忙しさに巻き込まれているので
なおさらそんなささやかなちょっとした時間が楽しみなわけです。

で、先日もアメリカのロスから荷物がやって来ました。
・・・あれ?
こういう箱に納まるものだった?
こんな平べったくてピザ屋さんの箱みたいな正方形の?
開けたら、ホイールとか入っていたりしてー・・・はっはっはっ
(・・・この時点ではジョーク言いながら笑ってました。)
で、開けました。

・・・えっ?
アンティーク、じゃなく、
ホイール、じゃなく、

・・・ハンドル!?3924-101x101.jpg

なぜ、ハンドル、
うっそー、ハンドルだよ?
ホイールだったら息飲むってー、
いや違ったハンドルだったわ・・・って


なんでやねん!


・・・あぁ画像撮っておけばよかったかなぁ。
自分には全く興味のナイものだったし
それよりわたしの荷物何処行ったの?!の気持ちが勝ってたしなぁ。



でも、どうです?
開けてこういうものが出て来たら、


そりゃ・・・

笑うわ

IMG_2075.jpg 

わぁ
・・・となるはずだった現代っ子っぽい
おしゃれなジャーマンちゃん。
ハンドルが届いて愕然としていた時
来るべきだったこの子の入った箱は何処にあったのかと言えば
ロスの倉庫に置き去りになっていたんだそうです・・・┐(´-`)┌

ま、このトラブルのおかげで送料は配送先が持ってくれたので
終わり良ければすべてよし、ってことにしておきました。


問題のハンドルはモチロン送り返しました~(^^;)



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***ケストナー***

ケストナー

アンティークドールという存在に気付いた頃
フランスとドイツが主な生産国であった、と言う事くらいしか
わかっていませんでした。
・・・まぁ、なーんにも知らなかった、が本当でしょう。

今のようにインターネットなんて無い時代です。
情報の窓口は発刊される写真集くらいしかありませんでしたから
なおさらお人形たちは魅惑的で謎にみちた存在に写って当然だったわけなのです。

時は流れいろんなことが分かって来ると、
いろんな各メーカーがあり
それぞれに個性もあり
作られた時期によって顔のつくりも違っているとか
ジュモーだとこの時代が一番好きだなぁとか
このメーカー、あのメーカーと
顔を見ただけでだいたい分かるようになって来ます。

ドイツのお人形のとっかかりはArmand Marseilleだった、
という方は多いのではないでしょうか。
その生産数の多さから目に触れる機会も多く、
お人形の中ではリーズナブルで
その割に可愛い子もたくさんいたので
アンティークドールの入門にぴったりだったのではないかと言う気がします。

同じドイツのメーカーでも筆頭に上がるのが何と言ってもケストナーでしょう。
「ケストナーはドイツ最大の人形メーカーで・・・」と紹介キャプションに雑誌などでも
必ず書かれていたように思うのですが、
当時自分はなかなかケストナーの人形たちに馴染めませんでした。
その理由は今となってはよくわからなくなってしまったのですが
多分、当時の写真集のケストナーに角ばった感じで固い表情の子が
よく掲載されていたからだった気がします。
現在はいろんなタイプのケストナーを見るので、昔の写真集のケストナーが全てでは無いと
分かっています。
それをはっきり分からせてくれたのが今我が家にいるケストナーです。

IMG_1879.jpg 



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この子に初めて会った・・・と言うか、
初めて見たのは、もう10数年も前のオークションでした。
パっと画面に現れたこの子の
何とも言えない甘いようなそれでいて意志の強いような、
はたまたちょっと切ないような表情にびっくりしてしまったのですが、
その時はようやくPCで色々と見る事が出来るようになったばかりの頃で
海外にいたこのケストナーも勿論見るだけの存在に過ぎませんでした。

それから何年もただ記憶の中にいるだけのお人形だったのですが
有る時突然再びアメリカのオークションに現れました。
記憶の中と同じドレスでしたが
ドレスと共布でセットになっていたボネは失われていました。
何年ぶりかに出会ったケストナーのイメージはまるで変っておらず
知人に落札してほしいと頼みこんで、とうとうこのケストナーはやって来る事になったのでした。

PC070841.jpg 

今こうして手元で見ていても
初めて見た時のどきんとした気持ちを忘れられません。
仕事に追われて時間もままならない自分は
海外に出かけたりする余裕もありませんが
ちいさな欧州の子をてのひらに乗せて
それでかなりの幸福感なのです。










ちっちゃいちゃん その2


さて、ちっちゃいちゃんですよ~^^
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大きさ12㎝くらいのちっちゃいちゃん。
めっちゃ可愛いドレス着て来ました。
この子のために仕立てたらしいエプロンドレスで
スカートのふんわりのふくらみ具合が何とも言えません。


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何処のお国の子かなー、
いろじろで青目ちゃんで
ちっちゃい歯が覗いていて
まーカワイイヽ(≧∀≦)ノ

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ちっちゃいメンバーみんなで
はい、チーズ~






ヤフオク出品中です。
(終了いたしました。たくさんのウォッチありがとうございました。)

IMG_1733.jpg 


家族の肖像


古いってだけで味わいもへったくれもナイ家に住んでいることもあり
インテリアにこだわることなど、まぁほぼゼロと言っていい自分なので
結局手の中で楽しめるような小さなアンティークを集めてしまう事が多いのですが、
100年程前の家族の写真が納められたアンティークのアルバムなんて
とっても大好物だったりします。

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今じゃ考えられないくらい写真が贅沢だった時代のアルバム・・・。

 
P1019256.jpg 当主さんかな・・・。
 

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凝ったアクセラリー、
凝ったボタン一杯のドレス。
こどもが着るには大変だったのでは・・・。

 
姉妹・・・?
IMG_1485.jpg ジュモーのドレスみたい。


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ぼんやりと写る少女の頼りなさが何とも・・・。 


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ハンサムさん


IMG_1482.jpg 
・・・可愛い❤
どんなにお行儀の良い子だったんだろう。

P1019259.jpg 身内にシスターさんがいたんだろうか・・・。

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・・・今よりもずっと静かで
写真館では写し手の声しか響かないような時代。
そこに佇む人たちの息を止めている緊張と期待と
ハイソサエティが閉じ込められたアルバム。

その後どんな人生を歩んだのだろうと
もう辿ることの叶わない家族の肖像に思います・・・。