人形お迎えバナシ


お人形のお迎え、がテーマですが、新人お迎えバナシではございません^^;
過去お迎え時のエピソード・・と言ったところでしょうか。

よくいただく質問で
「どこでお人形を購入、あるいはどこで見つけるのですか?」があるのですが
自分の場合、実店舗へ赴くいう事はまずありません、(・・・てか行けません。)
気楽に探せるネットがほとんどです。

気楽な反面、ネットでのお迎えでは
思っても見なかった状態でお人形が届く事もあって
ものすごく驚いたのは1度や2度ではありません。


P1013162.jpg


一番ビックリしたのは、海外オークション画面ではしっかり可愛らしく佇む姿で出品されていたお人形が
いざ届いて梱包を解いて持ち上げた瞬間、ガックンと首が後ろへ落ちてしまった時です。
目の前からいきなりヘッドが消えてしまったその瞬間の恐ろしさたるや、
今となっては笑い話ですが、血が凍りつくとはこの事かと思いました。
ゴムが相当劣化して伸びきったままだったのが原因だったのですが
セラーからのそういった状態であることの説明など一切なく
画像のみの判断の難しさを身を持って知った出来事でした。

この事件?があってから海外からのお迎え時には
お人形を「持ち上げない」ようになったのですが
ビックリするのはこういった状態のお人形にこの後も何体か遭遇したという事でした。
これが例えばヤフオクでの出品で、この状態の説明がなかったとしたら
相当なクレームに発展しそうな気がするんですけど、
海外と国内との温度差が相当あるんだなぁと分かった一件でもありました。

この他にも、足が逆に取り付けられていた、とか
腕がいきなりとれちゃった、とか
パーフェクトコンディション!といいつつ大きなラインがあったとか、
もう慣れましたけど、なんじゃこりゃ~!・・・で届く事が本当によくありました。


P1011660.jpg


首ガックンはしなかったものの、別なイミでビックリしたのは
我が家のフレンチでは一番の古株トリステのテュエルさんをお迎えした時でしょう。
この方は2007年の夏に海外からやって来ました。
届いて箱を見た時、・・・なんだかいやに真四角っぽいし、上側が潰れているなぁ・・・と嫌ぁな予感がしたんですが
開けてすぐに、超絶句・・・。
なぜなら、「く」の字に折り曲げられたオムツを被っただけのお人形の
狭い箱の中に放り投げて入れられたような姿が
いきなり目に飛び込んで来たから、・・・でした。

・・・つまり、いわゆる緩衝材と言う物がまったくその真四角っぽい箱に入っておらず、
折り曲げられたお人形がいるきりだったのです。
差出地は遥かイタリア。
なんとこの子はおむつを被っただけの状態で日本まで回りを一切守られずやって来たのでした。

そのせいだったんでしょうか、
トリステ、なーんてイメージアップ抜群な名を持つジュモーだったはずの、
このお人形が到着した時の表情といったらもうそれはそれは荒んで見えました。
ドレスらしいドレスも着せてもらえず、ボロ布のカタマリにしか見えないボネを被り、
手のひらより小さいウイッグに、青灰色の目はうつろで・・・、
その姿は優美なジュモーとは程遠く、雨に打たれてボロボロになってしまった捨て犬のようにしか見えませんでした。

過去画像、というものを保存していなかったことを今ちょっと悔やんでいます、
今と昔の比較が出来たら面白かったのに
トリステお迎え時の画像は消してしまって無いのです^^;
と、言うか、あまりのやさぐれっぷりに画像に撮ろうと言う気もあまり起きなかった、というのが当時の自分の心境でした。
トリステが我が家にやって来て一年くらいはプロフェッサー・ヒギンズばりに、
どうしたらこの子をトリステに戻してあげられるんだろうと考え続けていたように思います。


PC281283.jpg


画像は現在のテュエルさん、
こうして見るとやさぐれトリステは返上したかのように見えますが、
ここに辿り着くまでには、お迎えした時の最悪な状態から
時間をかけてゆっくり磨き続けて熟成させる必要があったのだなと思います。

縁あって、はるばる遠い外国からやって来たお人形たちと対面する瞬間は
幸福なものであってほしいですが
思っても見なかったエピソードを抱えてやってくる子もきっと多くいるのでしょう。
それはアンティークというものの危うさであり面白さであるのかもと、
ようやく最近、ちょっとだけ思えるようになったかもです・・・。
(・・・でも、首ガックンはご勘弁~^^;)




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コメント 13

doll49002004  2016, 07. 25 (Mon) 10:02

miyuki様に迎えていただいてテュエルさんは、見事に立ち直られて素晴らしく華のあるお嬢様に大変身させてもらいましたね!
良かったですね!そういう状態で届くことが多いと聞いていたので、海外からのお迎えは、考えさせられます。いつもそういうサイトは見ていてあっと思う子もいるんですが、いざ届いたら、足がボロっだったり、首ががくっは、ご遠慮申し上げたいものです。
国内からも、おむつをかぶってくる子は多いですね。最初はびっくりしました!
もっと違う梱包の仕方もあるんじゃない?って思い、私はプチプチの大きいものなどでくるんで発送しています。やっぱり、距離のしかも海を隔てた海外からの発送は、無理を感じますね。

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くりうめ  2016, 07. 25 (Mon) 12:56

そうだったのですか・・・・

ジュモー・トリステと言えばアンティークドールに携わる全てのものどもがひざまづく、私はそう信じておりました。そうではないのですね、と言うか「お国柄」のようでもあります。
miyukiさま、テュエルさま、お疲れ様でした。たおやかなコディに戻れてよかったよかった。
miyukiさまに比べれば愛好家とも言えない私ですが、やはり海外オクに関しては「ふざけんじゃねえよ、これ売り物じゃないだろう!」と雄たけびをあげたことがあります。欧米の業者って、何があっても絶対に謝らないでしょう。どれほど「自分らの過失」でも。
しかし先日、それとは真逆の目に合いまして、それはそれで大変でした。イーベイは個人の出品可能なのかしら。
80年間ひとりの女性に愛されたハンドベルクを買いました。若き日のオーナーの髪の毛から作った生ウィッグを装着した人形なので、まあフツーなら気味悪がって買わないだろうな~わたしフツーじゃないから。
80×60×60センチほどの段ボール箱が届きました。テープでぐるぐる巻きなのをやっと開けたら、緩衝材がぎっちり。ベランダから「ちりとり」を持ってきて、ゴミ袋に緩衝材を入れることから始めました。45リットルのゴミ袋ふたつ緩衝材でパンパンになったわよ!やっと50×30センチくらいの段ボール箱を発掘しました。その小段ボール箱もエアバッグでパンパン。ひとつずつカッターで空気を抜いて取り出し、18インチの華奢なハンドベルクちゃんが姿を現しました。・・・・こんな保存状態のいいジャーマンドール初めて見ました。切れ長の瞼のワックスは完璧に残っていて、抱き上げたらパッチリ目をあけて「あなたはだあれ」と言いそうな。オリジナルシューズは触れるだけで崩れました。肌着も木綿のレース服もピアスも手作りです。
ゴミを片付け、生ウィッグだけは勘弁、謝りつつ廃棄。丁寧な絵付けの白い顔を拭いて、横たえたら瞼を閉じ「ぐっすり眠りこみ」ました。
長話申し訳ありません。でも、80年愛され続けると、こうなるのねー。

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miyuki  2016, 07. 26 (Tue) 08:07

To doll49002004さん

有難うございます^^


本当に海外からのお迎えの様々なエピソードにはことかきません^^;
最初はビックリしてましたが、近頃は「何かあって当然」と思って
購入を決めるようになったので
少々の事では驚かなくなりました。
実際の状態は6掛けくらいだろうと思う様にしているんですが
届いて8掛けくらいだったらラッキーと言う訳です。
びっくり箱をあけるような気持ちですねぇ^^

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miyuki  2016, 07. 26 (Tue) 08:34

To くりうめさん

有難うございます^^


お迎えの素敵なエピソードですね♪
大切にされていたハンドちゃんは幸せ者だなぁ。
ぐっすりおねんねのお顔は本当に可愛らしいでしょうね。

みんな元は大事なお友達、だったと思うんですが
時間の経過とともに忘れ去られて、
発掘された時はあわれな状態・・・^^;
まぁ、出品セラーの性格やお国柄もあるので
どこまで正確に伝えているか、どんなふうに発送するか、は、
実際受け取ってみないとわからないのが実情ですね。

最初の頃はいちいち驚いていましたが
今は届いた状態で受け入れるようになりました。
あなたの(届いたお人形の)ここが好き、が必ずあるので
瑕疵点は出来るだけ治療してあげて綺麗にしてあげるようにしています。
マイナス面よりも、ここが可愛い、ここが好き、という部分を
大切にしてあげたいですね。

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くりうめ  2016, 07. 26 (Tue) 17:18

ビスクドールの最期

ビスクドールの最期に立ち会ったこと、ございますか。
私は予期せず、この目で見ました。単に海外オクで「つかまされた」だけなんですけど。
人間がいずれあの世に旅立つのと同様、ビスクドールにも終わりがあるのだと思います。
作成されかた、管理のされかたによって、50年100年200年あるいはもっと、差はあるでしょうが。
・・・触れるだけでポロポロ折れる指、崩れてゆくネックホール、ボディを付け替えればと思い、ヘッドを持ち上げたらアイが割れました。ちょっと驚き、スタンドから手を離してしまいました。ドールスタンドが倒れ、ヘッドが床にカタンと倒れたとたん・・・ヘッドは真っ二つに割れました。もう、ビスク表面はカサカサでした。
あのドールの寿命は尽きていたんだと思ってます。

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miyuki  2016, 07. 26 (Tue) 21:13

No title

拍手コメントさま


有難うございます。
シュミット美しいですよね、
あまりお目に掛かる機会のないお人形だと思います。
いつかお迎え出来たらいいですね^^

自分もお人形歴長いのですが、
最初のお人形が手元へやって来るまではものすごーい時間が必要でした。
星を眺めるような気持ちでいつか会えたらいいなぁと思っていました。
お人形のお迎えをあせることは無いと思います。
きっといつかお迎えして良かったと思えるお人形に会えますよ^^

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miyuki  2016, 07. 26 (Tue) 21:57

To くりうめさん

有難うございます。

凄い、壮絶な様子をご覧になったんですね。
ちょっと切ないような気持ちになります。

お人形にはお人形の歴史があって
幾人もの持ち主の思いを投影しているように思います。
あどけないお人形の表情の中に何か伝えようとしているような雰囲気を
感じる事もあります。

くりうめさんが看取ったお人形の記憶が幸せなものであったら
いいなぁと思いますね。

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くりうめ  2016, 07. 26 (Tue) 23:35

白目剥いて悶絶しない人形

話はガラッと変わりまする。
私は、ジャーマンドールのスリープアイが嫌いでした。私の手元に来るスリープ機能付きのジャーマンドールは、瞼の肌色ワックスが剥げ落ちて、
「白目を剥いて悶絶している状態」
としか思えなかったからです。
頭の中に綿を詰めて、機能が壊れかかっている場合はダイソーの「柔らかい粘土」をしっかり詰め込んだりしました。
しかし、一昨日届いたハンドベルク109の寝顔の無邪気さには、もうTKOされました。
ドイツと言うか、ウィーンのオーストリー人と日本の混血の9才くらいの子供が安心しきってすやすや眠っているようなのです。
よそ様の掲示板の軒先を借りておりますが、5分くらいお暇があったら、ご覧になってくださいまし。

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雪うさぎ  2016, 07. 28 (Thu) 20:58

首ガックンは、想像しただけで倒れてしまいそうです。私は一人しかアンティークドールをお迎えした事はありませんが、タバコの臭いが酷く、ビックリした事があります。さすがに臭いまでは明記されていませんでした(^-^;キャビネットの空気を入れ換えたりしていますが、スッキリとまではいきません。

これが100年の香りでしょうか…。

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miyuki  2016, 07. 28 (Thu) 23:26

To くりうめさん

有難うございます^^


ジャーマンのスリープアイは自分は嫌いではありません、
本当に白目をむいてるように見えがちなんですけど
当時のギミックとしては頑張ったなぁと思うので^^

手元にやって来たお人形が幸せそうな表情をみせてくれたら
お迎えがい?があるってもんですね♪

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miyuki  2016, 07. 28 (Thu) 23:54

No titleTo 雪うさぎさん

有難うございます^^

タバコのにおい!
私も経験あります。
お迎えしたドイツの小さなお人形がすっごいニオイしてたことがあって
においのデドコロがウィッグとかかなぁ、あれ違う?・・・と
しばらく探したあげく分かったんですが、
ヘッドに詰められていたペーパーでした。
セラーさんのお家のタバコのにおいが詰め物に浸透してたらしくて
それを抜いてちょっと風に当てておいたら、
お人形からたばこのニオイは消えました。

あとねー、強烈な香水の匂い、あれにも参りましたねぇ(><)

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かよぽん  2016, 07. 31 (Sun) 00:54

ドールさんたち やはり 縁があり 自分を愛し大切にしてくれる人のところをちゃんと選んでやってくるのですね…。
miyukiさまの優しさとみんなをキュアする魔法のような手とハートで、みんな穏やか! 心がにじみ出ていますね。

オシャレな皆様のお写真に癒やしをもらえます。ありがとう。

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miyuki  2016, 07. 31 (Sun) 11:26

To かよぽんさん

有難うございます^^

お人形との出会いは楽しいですね、
状態はともかくとても惹かれるお顔の子に会えた時の幸福感は
何にも代えられない喜びがあります。
そしてやって来てくれたお人形も
幸福だといいなぁと思わずにいられませんね。

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